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思っていたよりも進捗が遅いのですが、特に差し迫った締め切りがあるでもなし。むしろ別件で仕上げなくてはならない用があるので模型が後回しになっているというのが実際ですが、それはそれとして、のんびりと自作原型のキットを仕上げられるというのは良いものです。大抵、WF用の原型の展示サンプルは目前に迫ったイベント当日を前に呪詛を吐きながら作っているので、あまり楽しい思いはしていません(スケジュールに余裕があるときは良い気分で作っていることも稀にあります)。終われば楽しい思い出に上書きされるので、いい加減自身の単純さに呆れるところなのですが、その辺りしっかりしてれば、そもそも締め切りに困ることもないのでしょう。ちなみに次回のWFは前回と同じラインナップになります。

後ろ姿だとまた印象が変わるのではないかと。
前回は似てしまったものについて書いたので、今回は似せたもの、似せないようにしたものの話をします。作業的には特に書くこともないので、更新のための更新というわけです。
もともとこの作品は、六年前に作ったコンテスト用の自作FAのリメイク企画ということになります。

この時はSu-34をメインのモチーフにしつつ、サブモチーフとして西洋甲冑を盛り込んでありました。言われても分からないところかと思いますが、分かってしまえばそれはそれでお終いというものでもあります。
そこで、今回のモチーフとしては当初はPAK-FA(T-50)+金剛力士像のイメージで、ステルス機のディテールとボトムヘビーのマッシブ体型を目指しました。前作と同様の基本的な方針としては、人体のモチーフを配することと、正統派から少し外したパチ物感を忘れないようにすることです。ロシア機がモチーフに入っているのも、個人的な嗜好もありますが、正統派な本家に対する敵メカ感を出したかったというのもあります。六年前は月面勢力なんて設定ありませんでしたし。
とはいえデザイン作業を進めるうちにどうしても脚がしっくりこない。基本的に前作のリメイクということで色々踏襲して、腰から上はわりとあっさり決まったのですが、PAK-FAのディティールを配した空戦メカとしての視覚的説得力を持ったオリジナリティのある脚部がイメージできなかったのです。
色々考えた結果、PAK-FAのモチーフは棄却することにしました。戦闘機の擬人化ならぬ擬ロボ化ということでは偉大な先達としての戦術機と被らないように気をもむというのも相当に不毛ですし(同じことをしたければ、既出のキットを組めば良いのです)、そもそもPAK-FAが欲しければそのもののキットが出ているのでそれを組めば済む話です(ズベズダのキットは表面が梨子地で心を折ってくるのですが)。PAK-FAモチーフから解放されてからは心晴れやかなもので、既出のFAに被らない確実な方法として脚部のフレームを廃し、やりたい放題を始めます。脚部を単純な一枚羽のスタビライザー扱いにして、分かりやすい高推力表現として大口径のジェットエンジン的なものを付けて、エアインテークと燃料タンクと後方監視レーダー的なものを付けて、ガンダムXのバリエントをイメージしつつ。おおまかなシルエットが固まったら、あとは作りながら細部を調整して色々足したり引いたりして、出来上がったのがこちらというわけです。
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